佐藤洋子の開運カバラ生活

　私の、占いの勉強期間は、約二十年に及びます。鬱（うつ）だったころは、ほとんど、勉強などできませんでしたから、二十年間びっしりと学んでいたとはいえませんが。

　その中で、やはり、斉藤啓一先生のご著書（正統カバラタロット占術）に出会い、雷に打たれたように、「これだ！」と思ったことは、今でも忘れられません。

　
　そして、カバラタロットをもっと深く理解するのには、「カバラ」についての理解を深める必要があることを知りました。それから、あまり一般の人の買わない、高価な専門書などを買う生活が始まりました。
　バイト代の半分以上は、本代として消えていきました。でも、本が買えることはとても嬉しかったです。


　カバラとタロットが深い関係にあることも理解を深めながら、今ひとつ、占い師としてこぎ出せないものを感じた私は、入学金三十万円の西洋占星術の通信講座を受けることにしました。今から十一年前のことです。
　それからの、五、六年は富士山ふもとの樹海に入ってしまったかのような気分で、勉強をしていました。
　西洋占星術は、あまりにも大きく深く、難物だったからです。

　
　何度、カバラとタロットだけで、占い師として仕事を始めてしまおうと思ったか知れません。でも、その都度、「星も読めない占い師なんて、お客様のお役に立てない」と思い直し、胸に墨を入れられたような気分で、難しい西洋占星術に取り組んだのでした。
　
　
　相性も、カバラほど、良くなかったようです。
　カバラのときは、数の意味などが、スポンジが水を吸い込むように、スーッと頭に入っていきましたから、相当、相性が良かったのです。
　ところが、西洋占星術は、そうは行きませんでした。難解で、深く、多岐にわたり、苦しくて苦しくてたまりませんでした。
　

　でも、今、思うのです。西洋文明を真に理解するためには、カバラ、西洋占星術、タロット、この三つとも理解していないと、体系的に西洋史を理解できないと。


　まだまだ、勉学途上の身ですが、努力は惜しみません。これからも精進します。
　

　それでは、皆様、おやすみなさい。